メールやビジネス文書を作成するとき、読み方がわからなくて入力に困ったことはありませんか?
人前で文字を書くときに漢字の書き順がわからなくて恥ずかしいおもいをした事はありませんか?
もう大丈夫です!
そんな時は、手書きで入力できるアプリを使うと便利です。
無料の手書き漢字辞典について、漢字の読み方や書き方を調べることができるアプリをまとめてみました。
最後に、漢字の豆知識もご紹介します。
無料の手書き漢字辞典について
Googleで「無料の手書き漢字辞典」と検索すると、さまざまなアプリが出てきます。
そのなかで、人気の高いアプリについてご紹介します。
・「手書き漢字認識辞書」
画面に、読み方のわからない漢字を手書きで書きこむと、その漢字を調べてくれます。
検索ボタンを押すと、候補の漢字がたくさん出てきますので、そのなかから該当する漢字を選びます。
一度検索すると検索履歴が残るので、再度検索するときは履歴のなかから選ぶことができます。
次に検索する時は、手書きで入力する手間を省くことができます。
漢字の読み方の調べ方
漢字には、音読みと訓読みがあります。
たとえば、「草」という漢字は、音読みで「ソウ」、訓読みで「くさ」という読み方がありますね。
「草原」はどう読むのでしょうか?
訓読みの「くさはら」ではなく、音読みの「ソウゲン」です。
しかし、「野原」は「ヤゲン」とは読みません。「のはら」ですよね。
読書中に難しい漢字や読み方のわからない漢字が出てきたとき、漢字の読み方を調べることができるアプリをご紹介します。
・「漢字読み方検索-手書き読み方検索辞典」
さきほど紹介した「手書き漢字認識辞書」のアプリでも読み方を調べることができますが、このアプリは、読み方を調べることに特化したアプリなので、もっと簡単に読み方を調べることができます。
使い方は、画面に手書きで漢字を入力するだけ。
すると、画面に音読みと訓読みの両方が表示されます。
漢字1文字だけでなく2~4文字対応できるので、熟語の読み方も調べることができます。
漢字の書き順の調べ方
漢字の書き順って、難しいですよね。
例えば、よく間違うのが「左」と「右」の書き順です。
「左」の書き順は、横線の「一」から書き始めます。
しかし「右」は、縦線の「ノ」が一画目です。
「石」の漢字はどこから書き始めるのでしょうか?
「石」は、横線の「一」が一画目です。
そして、「上」の一画目はどこからでしょうか?
「上」の一画目は、縦線です。
大人になると、あらためて書き順を勉強する機会がなかなかないものです。
しかし、学校の先生や、講師の仕事で人前で漢字を書く機会が多い方は、正しい書き順を知らないと恥ずかしい思いをしてしまいます。
また、親になって子供に漢字を教える時も、正しい書き順を知らないと恥ずかしいですよね。
しかも、30代以上の人が学校で教わった書き順と、今の10代20代の人が学校で教わる書き順は、時代の変化により違っていることもあります。
現在の正しい書き順を知ることのできるアプリは、こちらです。
・「常用漢字筆順辞典」
画面に手書きで漢字を入力して検索できます。
そして、画面に書き順どおりに線が赤く表示されますので、その線をなぞるだけで書き順を覚えることができます。
筆順だけでなく、部首名や、音読みと訓読み、熟語も表示されます。
漢字辞典として使うこともできます。
漢字の豆知識
■漢字の歴史
漢字は、今から3000年前の中国で、占いのために使われた文字が起源だといわれています。
この時代の文字は、今の時代のように人々の間で考えや連絡事項を伝えるために使っていたのではありませんでした。
亀の甲羅や動物の骨のひび割れがあらわす「甲骨文字」は、神との対話とされ、雨ごいや祭りや戦の占いに使われていました。
その後、「甲骨文字」は「象形文字」へ発達し、意思疎通のために使用されることになります。
漢字が日本に渡ってきたのは、今から1600年前のことです。
それまで口語しかなかった日本において、あらたな伝達手段として用いられ、日本独自のひらがなやカタカナへも変化をとげます。
■漢検について
1975年に開始された漢検。
正式名称は、「日本漢字能力検定」です。以前は、文部科学省の認定資格でしたが、現在は民間資格となっています。
学校や企業でこの検定資格を重視しているところも多く、進学や就職に有利とあって、多くの方が受験しています。
まとめ
今回は、無料の手書き漢字辞典について、漢字の読み方や書き順が調べられるアプリをご紹介しました。
どれも短時間で検索できるので、読書中や、文書作成時に読み方がわからない漢字をさっと調べたり、人前で漢字を書いてみせるために正しい書き順を覚えたいな、という時に重宝します。
是非活用してみてください。